キリンは泣かない

なんとなくはじめました

ななふし、ななふしぎ

ナナフシの卵が鳥に食べられても消化されず、排せつ後にふ化したことを、神戸大の末次健司特命講師らの研究グループが突き止めた。

 鳥に捕食された昆虫は卵もろとも死ぬとの常識を覆す研究成果といい、論文は29日、米科学誌エコロジー電子版に掲載された。

 ナナフシは小枝に似た容姿で擬態する昆虫。羽がない種が多く移動能力は低いが、伊豆大島など陸続きでない場所にも生息する。研究グループによると、鳥による捕食でメスの体内にいた卵が運ばれ、分布域を拡大させた可能性があるという。

 同グループは、植物が果実を鳥に食べさせ、種子を遠くに運んでいることに着目。昆虫にも同様のケースがあるとの仮説を立てた。

 鳥に食べられても生き残るには、卵が丈夫で消化されず、ふ化した幼虫が自力で餌場にたどり着けるなどの条件が必要。植物の種子に似て硬い殻を持つ卵のナナフシが条件を満たすと考えた。

 研究では、3種のナナフシの卵をヒヨドリに食べさせた結果、5~20%の卵が無傷で排せつされた。このうち、ナナフシモドキでふ化を確認した。

 

 

こういうの大好きです。なんとなく神秘的です。

生命の進化。ナナフシが人間にとって、いてもいなくても変化ないけど、偶然なのか必然なのか、すごいことですよね。

 

おしまい